それより先に投資資金は無くなってしまいます

通常のはじめたばかりの人向けのFX投資の書籍では、「損が生まれた時にはナンピンすることで、全体の価格を抑える」と助言されていたりする事もありますが、正直に言うとそれは相当の危険があると考えます。78-11-121

最初に、ナンピンのやり方に関してとても簡単に記述します。78-1-121

一例として1ドル100円でドルを買ったとする。78-10-121

ドル買いのためドル高に向うほど黒字が出るわけですが、逆に95円までドル安に推移したとします。78-20-121

その状況でポジションを持ち続けたら、利益がでるためには円高になった分、ドル高に進む必要があります。78-19-121

誰でも、損は可能な限り早く取り戻したい思います。78-13-121

この状況を乗り切るため最初に売り買いしたのと同じだけの$を、エントリーします。78-18-121

そうしたら、ポジション全体の買い付けコストは1ドル=97.50円まで安くする事が出来ます。78-14-121

結果として、半分の幅でドル高が進行すれば赤字を回復できる。78-6-121

この流れがナンピン買いの理論です。78-16-121

こういうふうに、ナンピン買いの方法を理解すると「その通り」と思ったりするが外国為替市場はそう簡単に上手くはいきません。

そもそも、95円が底値だということなど、なんびとも分かりません。

例として、市場が強い円高ドル安傾向だとしたら1ドル=95円ではとまらず更に一段のドル安に進むリスクはあります。

たとえば、1ドル=97.50円でナンピン買いをするとしても、1ドル=95円まで円高が進んだら、ナンピンをしたポジションも差損が生まれることになってしまいます。

この状態では、一番初めにエントリーしたドルとあわせてより大きな損を被ります。

この例のように、ナンピンは難しいです。

では、相場が台本とは逆の方向にどんどん行ってしまった場合どんな術で危険性を軽減すればいいのだろうか。

そういう時には取るべき方法は2つしかありません。

まずはじめはあきらめて、ポジションを閉じる事です。

別の方法としては、その時に、持っているポジションを縮小することによって、もう一度外国為替市場がリカバリするのを大人しく待ち望むことです。

少し控えめな方法だと考える人もいるだろう。

だがしかし、自分の持っているポジションに損失が生じた場合、一番効果のある方法はこれ以外には期待できない。

確かに、ロジックのうえでは、ナンピン買いをしてみる方法もありえます。

だけどナンピンは、自分自身が損失を披っているにもかかわらずポジションを減少させるどころか遂にポジションを積み増していく対策です。

これでは、リスクを削減することなど、どう考えても不可能だと考えるべきです。

ナンピンを続けられれば最終的には損失が回復するかもしれません。

けれども、それより先に投資資金は無くなってしまいます。

Copyright © 1996 www.sacredheartmerrick.com All Rights Reserved.
78-15-121 78-17-121 78-5-121 78-4-121 78-3-121